2010年10月23日土曜日

Armadillo 440

Armadillo440に触る機会が出来ました。
ひとまずInfernoがインストールできるか確認です。
armadilloでセルフビルドが一番簡単そうなのでそのように。

2011/02/26 utilsのビルドはいらないっぽい。コメント参照

・debian環境の構築

アットマークテクノの提供するソフトウェアマニュアル「7.2. ストレージに配置する」を
参考にし、
Flash ROMの中のLinuxを立ち上げ、micro SDカードにdebianをインストール。
ドキュメントがよく整理されていてわかりやすい。さすが。

なんと開発用のLinux PC環境を用意しなくても出来ちゃう。

詳細は割愛。
以後はSDカードのdebianを立ち上げてから行う。

・ビルドに必要なパッケージをゲット

armadilloはEthernetでインターネットに接続できるようにしておきます。


apt-get update
apt-get install [パッケージ名]


パッケージ名は、


  • x-window-system-core
  • libxext-dev
  • gcc
  • make
  • mercurial


・infernoのソースをゲット

google codeからmercurialで持ってくる。


cd /
hg clone https://inferno-os.googlecode.com/hg/ inferno-os


・ビルド用の設定

パスの設定、コンフィグの書き換え、その他。


export PATH=$PATH:/inferno-os/Linux/arm/bin
cd /usr/bin
ln -s gcc arm-gcc


/inferno-os/mkconfigを一部書き換え


ROOT=/inferno-os
SYSHOST=Linux
SYSTARG=Linux
OBJTYPE=arm


・ユーティリティとOSのビルド


cd /inferno-os
./makemk.sh

cd /inferno-os/utils/iyacc
mk install

cd /inferno-os/utils
mk install

cd /inferno-os/limbo
mk install

cd /inferno-os
mk install



・実行


cd /inferno-os/Linux/arm/bin
./emu


infernoのプロンプトが現れる。すばらしい。

なお、wm/wmを実行してみたが、画面の色深度が16bppじゃだめと怒られた。
どうしたものか。

※ネットワーク上のxserverに画面を飛ばすのはOK。