2009年7月22日水曜日

meadow + alpaca.elのインストール

ご無沙汰です。
忙しくなりInfernoの研究は止まった状態です。
そろそろ再開の予定ではあります。
それまでinfernoに関係ない話題でつないでいこうかと思います。

alpaca.elという便利ソフトがあります。
.gpgという拡張子のファイルをpgp暗号化されているものと見なし、
ファイルを開くときに復号、保存のときに暗号するソフトです。
えらく便利。
各種ウェブサイトのログインパスワードの保存とかに使っています。

windows上でmeadow + alpaca.elする場合、なかなかインストールが面倒なので、
手順をまとめたいと思います。

1. cygwin, meadowのインストール

省略。
meadowはmeadowメモさんのパッケージがよさげです。
(http://www.bookshelf.jp/soft/meadow_8.html)

2. gpgのインストール

gpgのオフィシャルページからソースコードを持ってきてビルドします。
1.4系列のソースでなければならないようです。

tar jxvf gpg-1.4.x.bz2
cd gpg-1.4.x
./configure
make
make install

でOK。
(※configureのとき、--disable-nlsを付けろという記述がmeadowのwikiにアッたので、付けた方が良いかもしれません)

3. fakecygpty.exeのインストール

www.meadow.orgではmeadowのソースツリーのリポジトリを閲覧できます。
trunk/nt/fakecygpty.c
というソースコードを持ってきて、ビルドします。
gcc fakecygpty.c でOK(a.exeという名前のプログラムが生成)。
ファイル名が大事で、f_gpg.exeとしなければいけません。
a.exeをf_gpg.exeにリネームし、gpg.exeと同じところに置きます。
f_gpg.exeにパスを通し、meadowから実行できるようにしておきます。

gcc fakecygpty.c
cp a.exe /usr/local/bin/f_gpg.exe

4. alpaca.elのインストール

http://www.mew.org/~kazu/proj/cipher/en/
にalpaca.elがあるようです。
alpaca.elをダウンロードし、
meadowのインストールディレクトリの下のsite-lispの
中にコピーします。

5. meadowの設定

.emacsに
(autoload 'alpaca-after-find-file "alpaca" nil t)
(add-hook 'find-file-hooks 'alpaca-after-find-file)
(setq alpaca-program "f_gpg.exe")
と書きます。

以上。
あとは、拡張子.gpgのファイルをmeadowで新規に開いて編集し、
保存したらパスワードを聞かれることを確認します。