ご無沙汰です。
忙しくなりInfernoの研究は止まった状態です。
そろそろ再開の予定ではあります。
それまでinfernoに関係ない話題でつないでいこうかと思います。
alpaca.elという便利ソフトがあります。
.gpgという拡張子のファイルをpgp暗号化されているものと見なし、
ファイルを開くときに復号、保存のときに暗号するソフトです。
えらく便利。
各種ウェブサイトのログインパスワードの保存とかに使っています。
windows上でmeadow + alpaca.elする場合、なかなかインストールが面倒なので、
手順をまとめたいと思います。
1. cygwin, meadowのインストール
省略。
meadowはmeadowメモさんのパッケージがよさげです。
(http://www.bookshelf.jp/soft/meadow_8.html)
2. gpgのインストール
gpgのオフィシャルページからソースコードを持ってきてビルドします。
1.4系列のソースでなければならないようです。
tar jxvf gpg-1.4.x.bz2
cd gpg-1.4.x
./configure
make
make install
でOK。
(※configureのとき、--disable-nlsを付けろという記述がmeadowのwikiにアッたので、付けた方が良いかもしれません)
3. fakecygpty.exeのインストール
www.meadow.orgではmeadowのソースツリーのリポジトリを閲覧できます。
trunk/nt/fakecygpty.c
というソースコードを持ってきて、ビルドします。
gcc fakecygpty.c でOK(a.exeという名前のプログラムが生成)。
ファイル名が大事で、f_gpg.exeとしなければいけません。
a.exeをf_gpg.exeにリネームし、gpg.exeと同じところに置きます。
f_gpg.exeにパスを通し、meadowから実行できるようにしておきます。
gcc fakecygpty.c
cp a.exe /usr/local/bin/f_gpg.exe
4. alpaca.elのインストール
http://www.mew.org/~kazu/proj/cipher/en/
にalpaca.elがあるようです。
alpaca.elをダウンロードし、
meadowのインストールディレクトリの下のsite-lispの
中にコピーします。
5. meadowの設定
.emacsに
(autoload 'alpaca-after-find-file "alpaca" nil t)
(add-hook 'find-file-hooks 'alpaca-after-find-file)
(setq alpaca-program "f_gpg.exe")
と書きます。
以上。
あとは、拡張子.gpgのファイルをmeadowで新規に開いて編集し、
保存したらパスワードを聞かれることを確認します。